2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

松崎天民「五月何や彼や」『騒人』昭和2年6月号 これはコピーではなく、一部メモを取ってきた。 殆ど毎日のやうに、午後四時頃の永井荷風氏を、銀座のカフエータイガーに見る。 この老作家に依て、やがて銀座の色調が、感慨深い随筆となつて、公にされること…

『騒人』(騒人社)昭和2年10月号 「村松梢風個人雑誌」と書かれたこの雑誌を閲覧。 特集「カフエーの流行」 小島政二郎「カフエー断片」 くにえだ・くわんじ「洋茶肆雑記」 佐々木指月「猛獣カフエとぺい」 水鳥爾保布「カフエ回想」 畑耕一「カフエといふ…

『SPA!』

風邪を引いているあいだ、川崎長太郎を読んでいた。『もぐら随筆』が文芸文庫から出たときに買ってはいたけれど、あまり面白さが分からずほっぽりだしていた川崎長太郎であるが、いま読んでみるととても面白い(そんなに時間は経っていないけど)。読んだの…

稲垣恭子『女学校と女学生』(中公新書)2007/2 芳林堂書店高田馬場店にて購入 坪内祐三『変死するアメリカ作家たち』(白水社)2007/2 芳林堂書店高田馬場店にて購入 長谷川郁夫『藝文往来』(平凡社)2007/2 芳林堂書店高田馬場店にて購入

吉野孝雄『宮武外骨』(河出文庫)昭和60 南池袋・往来座「外市」にて200円 平野謙『昭和文学の可能性』(岩波新書)1972 南池袋・往来座「外市」にて300円 内田魯庵『新編 思い出す人々』(岩波文庫)1994 南池袋・往来座にて購入

3冊で750円

石川淳『諸国奇人伝』(中公文庫)昭和51 南池袋・往来座「外市」にて購入 武田百合子『富士日記(下)』(中公文庫)1981 南池袋・往来座「外市」にて購入 『悪友記』(ペップ出版)昭和50 執筆者:吉行淳之介・阿川弘之・安岡章太郎・近藤啓太郎・遠藤周作…

志賀直哉『暗夜行路』(新潮文庫) 南池袋・往来座にて210円

あちらの方で、吉行淳之介の「盛り場と孤独感」という文章を引用した。 都会の子というのは、とにかく賑やかな場所が好きなくせに、その賑やかな場所にひそむ孤独感を楽しむ性癖も強いようだ。そして、デパートというのはその好みにふさわしい場所である。な…

大江健三郎『ピンチランナー調書』(新潮社)1976 南池袋・往来座にて100円 福田恒存『明暗・崖のうへ』(新潮社) 南池袋・往来座にて300円

『小説現代』2007年3月号 あおい書店大塚店にて購入 『ダカーポ』と違って『小説現代』なら図書館に入っていてコピーもできるし、小説を読む気が起きない俺が小説誌を買うべきではないとは思ったのだけど、思わず買ってしまった。 勢い余ってこちらに書くべ…

堀辰雄『大和路・信濃路』(新潮文庫)昭和45年改版 早稲田・古書現世にて50円

朝、コンビニで『文春』を立ち読み。坪内さんは吉田豪を取り上げている。坪内さんが吉田豪を??と書いている人がいたが、この組み合わせはあまり意外ではない。というのは、坪内さんの授業で(たしか2004年に)吉田豪さんがゲストでいらしたことがあるそう…

『SPA!』 近所のam/pmにて

武田百合子『遊覧日記』(ちくま文庫)1993 神保町・古本お休み処ダイバー「古本寄港市」にて250円 平野謙『島崎藤村―人と文学―』(新潮文庫)昭和35 神保町・古本お休み処ダイバーにて?円

『日和』vol.24 2007年3月号 軽井沢駅で手にしたフリーペーパー。 店員による新盤レビューに、曽我部恵一の『LOVE CITY』が取り上げられていた。思わず笑ってしまったこの文章。 この季節のサウンドトラックに大推薦。どこか無感情な長野の冬が終わる前に、…

「『靖国』著者インタビュー 坪内祐三さんに聞く」『彷書月刊』1999年?月号 聞き手は七痴庵と高橋徹のおふたり。これ、ぱらぱらやっていたらたまたま見つけて、別にコピーするつもりもなく眺めていたんだけど、次のようなやり取りがすごく気になったのでコ…

吉行淳之介『面白半分のすすめ』(角川文庫)昭和48

神保町・古本お休み処ダイバーにて300円 こないだ借りたばかりだけど、手元に置いておこう、と。

野地秩嘉『キャンティ物語』(幻冬舎)1994 神保町・古本お休み処ダイバー「古本寄港市」にて400円 吉行淳之介編『昭和文学よもやま話』(潮出版)昭和55 神保町・古本お休み処ダイバー「古本寄港市」にて?円

現世で向井さんと少し話していたときに、なぜ第三の新人を読むようになったのかと尋ねられた。文学の世界にも古書業界にも明るくない俺は知らなかったけど、じわじわと第三の新人がキているようだ。安岡とか遠藤周作とか、昔はほとんど値がつかなかったもの…

ホルツ『ユートピアとアナーキズム』(せりか書房)1969 早稲田・古書現世にて400円 『吉行淳之介随想集 なんのせいか』(面白半分)1976 早稲田・古書現世にて400円 二冊で200円まけていただいた。

『文藝春秋』2007年3月号 東京堂書店にて購入 立ち読みで済ませていたのだけど、芥川賞受賞作を読みたくなって買った。いまさら読みたくなった理由は、同学年だからではなく、或るミュージシャンのかた*1が好きだと言っていたから。 *1:隠れているようで隠れ…

深沢七郎『楢山節考』(新潮文庫)昭和39 神保町・古本お休み処ダイバー「古本寄港市」にて50円 安岡章太郎『僕の東京地図』(文化出版局)1985 神保町・古本お休み処ダイバー「古本寄港市」にて400円 『サルトル全集 アメリカ論』(人文書院)昭和28 神保町…

『セントラルアパート物語』、400円だった。訂正してお詫びいたします。 今更ながら、「こぐこぐ自転車」が本のタイトルであるということを知った。伊藤礼の本など買ったことがないのに、なぜそのフレーズが頭に入っていたのだろう。どこかで立ち読みでもし…

「坪内棚」、心なしか第三の新人枠が増えていた気がするが、これは俺がブームだからそう感じてしまうだけだろう。 「東京堂」の平積み、坪内さんの『考える人』の横に、先生の本が並んでいる。ずっと『近くにあるなあ』と気にしていたのだけど、ついに隣同士…

「古本寄港市」

中野翠『会いたかった人』(徳間書店)1996 神保町・古本お休み処ダイバー「古本寄港市」にて300円 武田泰淳『富士』(中央公論社)昭和46 神保町・古本お休み処ダイバー「古本寄港市」にて300円 戸板康二『ちょっといい話』(文春文庫)1982 神保町・古本お…

四方田犬彦『月島物語ふたたび』(工作舎)2007 東京堂書店ふくろう店にて購入 マイケル・ウォルツァー『政治と情念』(風行社)2006 東京堂書店神田本店にて購入 大塚英志『怪談前夜前後 柳田民俗学と自然主義』(角川選書)2007 東京堂書店神田本店にて購入…

大江健三郎『性的人間』(新潮文庫)昭和43 神保町・三茶書房にて200円 杉森久英『小説菊池寛』(中央公論社)昭和62 神保町・三茶書房にて800円 吉行淳之介『懐かしい人たち』(講談社)1994 東京堂書店ふくろう店(坪内祐三ワンダーランド)にて1284円 庄…

『QJ』70号 書泉グランデにて購入

またサボってしまった。 「東京堂書店」で本を買っていたら、レジ横にチラシを見つけ、まだこの本を読んでいなかったことを思い出す。 佐川光晴先生*内澤旬子先生 トークセッション&サイン会 「屠畜というしごと」 3月10日(土)15:00〜17:00 於 東京堂書…