明日の夜7時から、古書現世立石書店で「ウィークエンド・ワセダ」というイベントが始まる。このイベントは、古書現世立石書店の二つの店舗を使った古本市、ということだそうだ。
これは別に、BIGBOX古書感謝市の後釜イベントというわけではないのだろう。だけど、BIGBOXが終わったあとの早稲田古本屋街から生みだされたイベントであるというのは間違いない。そのリアリティ、なんて言ったら安っぽ過ぎるけど、そういうなかで生み出されたイベントだ。俺はそれを見届けたい。そして、こんなブログを読んでいるあなたにも、見届けてもらいたい。
これは頼まれた宣伝文じゃなくて、勝手に書いている文章だから正確じゃないかもしれないけど、このイベントは「わめぞ」イベントというより、早稲田古本屋街のイベントという感じがする。いまさら宣言する話でもないけど、俺は早稲田古本屋街にほど近いところに住んでいる。だけど、正直な話、古書現世と、たまに立石と三楽と平野書店へ行くくらいで、あまり頻繁に足を運んでいるわけではない。俺が一番通っていたのは、BIGBOX古書感謝市だった。
そのBIGBOXがなくなっても、早稲田の古本イベントがなくなったわけではない。でも、青空古本市も、新宿展も(これは管轄が別か?)、戸塚市場のイベントも、BIGBOXの楽しさを引き継いだイベントという感じではない。あの楽しさこそ、早稲田に必要なものだと思う。そういう意味で、明日からのウィークエンドワセダに期待しているし、このイベントが「ウィークエンド・わめぞ」としてではなく、「ウィークエンド・ワセダ」として開かれることは、とても素晴らしいことだと思う。
だから、このブログを読んでいる人がもしいたとすれば、ぜひ明日からのこのイベントを見届けて欲しい。そして、最後の最後で失速するけど、古書現世でいえば入ってすぐの右手の棚に目を通してもらいたい。そこに、このブログと「2」のほうが更新されなくなった答えがありますから。