檜垣立哉『生と権力の哲学』

ちくま新書 2006.5
芳林堂書店高田馬場店にて775円で購入
普段なら、この手の本は買わない。現代思想は嫌い(理解できないから)だし、帯に大きく書かれた「『抵抗』は果たして可能か?」というような問題設定も、好みではない。それでも買ってしまったのは、帯に「ナイーブな思考は、もはや許されない」とも書かれていたからである。俺からすれば、そういう問題設定をしている人たちこそ、「ナイーブな思考」に見える。そして、その種のナイーブさこそが、僕が「こういう本」を読まない理由としてある。
そこに、「ナイーブな思考は、もはや許されない」なんて書かれたら、思わず手にとってしまう。