二葉亭四迷『其面影』(岩波文庫)昭和13

古書現世にて50円

安藤更生『銀座細見』(中公文庫)昭和52

向井さんにいただいた。いやあ、書いてみるものだ(って、そういうことを期待して書いたわけでは、もちろんないのだけど)。本を引き取っていただいて、その上本をいただくというのは、少し申し訳ない(って、すんなりいただいておいてこんなことを書くのもどうかと思うけど)。
早速読んでみたが、やはり素敵な本だ。こういう本がいつでも手に入る状態にない、というのは、なんとも残念なことだ。http://www.ginza.jp/tokushu/vol-56/index.htmlで「取材が偏っている」だの「ボツにしちゃうかも」だのと書かれているが、時代の空気をここまで見事に表した本が、この時代の本に限らず、一体何冊あるだことだろう。