『SPA!』2006年1月31日号

扶桑社発行
・対談(p.132-135)

坪内 男の人が“俺様”を書いたときは、一方でそれを観察する自己批評的な“自分”がいるけど、最近は自己批評のない女流作家のその手のエッセイが多くて、気持ち悪いよ。
 (略)
福田 でも、絲山は、音楽の趣味はいいんだよね。本当にいいんだよ。『逃亡くそたわけ』には「The ピーズ」が出てきたりして。
坪内 でもさ、その「音楽の趣味のいい自分」ってのに、彼女は自信持ってて、そこが気になるんだよ。

こないだのブログの話のときもそうだったけど、こういうマードックとローデスが逆転したかのような回は、とても面白い。
・特集「U-25[他人との距離感がわからない]の大迷走」
あまり笑えない。