今回のBIGBOX前古本感謝市について

これは今回に限った話ではないのだろうし、昼休みの短い時間で焦って眺めたせいもあるんだろうけども、自分の関心、関心というよりも専門にストライクなハードカバーの本がほとんど見当たらなかった。その結果1冊を除いて文庫ばかり、しかも若干自分と距離があるものが多くなった。

これは半分意識的にそうしたのだけど、1つは院に行ったら専門のモノ以外を読む時間がないだろうから、そういうモノを読み漁るならいましかねぇ、という考え。もう1つは、春以降の自分のスライドぶりの結果である。池波正太郎を買ったことなんかその典型だ。ただ、そこでいきなり彼の小説に手を出してしまうと、いまの自分とその傾向からして突飛過ぎるというか、ある種の「コスプレ」にしかならないので、この辺りを買ったわけだ。