昨日あたりからそわそわしていた。例によって東京堂書店ジュンク堂書店池袋本店に電話で問い合わせていた。昨日の時点で、東京堂は「金曜日の夕方か、遅くとも土曜日の朝には」と、ジュンク堂は「土曜日発売です」とのことだった。
今日のお昼に郵便受けを確認しても届いてなくって、『これはたぶん、書店に並ぶほうが早いな』と思っていた。夕方、東京堂に再度問い合わせたら「明日並べます」との返事だったから、今日読むのは諦めて、17時ごろ部屋を出た。
そのときに郵便受けを確認すると、扶桑社からのメール便が入っていた。おお、ほんとに届いてるよ、うちに。初めてのことだから、ちょっと嬉しい。しかも、いつもいつも発売日を心待ちにしていた雑誌が、自宅に直接届くだなんて。嬉しくなって、最近よくどうでもいい話を聞いてもらっているMさんのところへ行って、お忙しいだろうに、その嬉しさを誰かに押しつけたくって見てもらった。ふだんはあまり人としゃべらないほうだけど、何か嬉しいことが起こると、誰かに言わずにはいられないのだ。
何でエンカウンターが、もとい、エンタクシーが我が家に届いたかというと、ちょっとだけお手伝いをさせてもらったからだ。おかげで自分の名前が載っている。自分の名前はべつに嫌いじゃないんだけど、こうして活字になっても映えないなあ(自分の名前だからそう思うのかもしれないけどさ)。とにかく、自分の名前が初めて活字になった。嬉しいけど、ちょっとこそばゆい。だって、一緒に並んでいる人の名前が大き過ぎて、なんかもう、もっと小さい字でいいのに!と雑誌を投げたくなってしまう(投げないけど)。
まあ、俺の名前はともかく、すごいインタビューだと思うんだよ、俺は。聞いててすごいシビれたもん。起こしにはちょっと難があったかもしれないけど、それも手を加えていただいてあるから、問題ないし(三本目は特に自信がなかったけど、やはり三本目が一番直しが入っていた)。
いやでも、自分の起こしを、プロの人(仕事を振ってもらっておいてこういう書き方をするのはよくないんだろうけど)にチェックしてもらえるだなんて、よく考えるまでもなく贅沢な経験だ。しかも、匿名コラムの二本目で注釈まで入れていただいて。思わずため息がもれる。しかし三本目のコラムで「福田トンカツ先生」というフレーズが出てきたのは思わず笑ってしまった。利根そば、しばらく行ってないなあ。そば、おやつにしかならないんだ、俺は。
ところで俺の名前、ノリフミじゃないぜ。